製造秘話~菓子木型~
2010-6-18
製造部のMASAKIです。
今回は皆さんに頭の体操(脳トレ)をしてもらいます。
↑これは、落雁「信濃小梅」の製造に使用している
木型です。
さて次の写真には間違いがひとつあります。
それがどこか見つけてください。
制限時間は、ありません(笑)
どうです、わかりましたか?
簡単ですよね。
えっ、わからないですか・・・
では、これならどうですか。
そうです。梅のしべの先の点が、なぜか一ヶ所だけ無いのです。
職人さんがうっかり彫り忘れたのでしょうかね?
修正をお願いせず、そのまま使ってたりします。
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上から献上落雁、信濃小梅、麦落雁、
栗落雁の木型
献上落雁 信濃小梅 麦落雁 栗落雁
唯七の菓子に使っているこれらの木型は、オーダーメイドですが
桜の木で彫られています。
桜材は堅いので彫りにくいけれど、摩耗に強いのです。
菓子木型を彫る職人は減る一方で、現在は全国でひと桁の人数とのこと。
そのうちの一人が長野市にいて、木型製作をお願いしています。
こんな木型も所有していますよ。
菓子木型そのものが芸術品といえるのではないでしょうか。
そんな木型に負けないお菓子を作り続けたいと思っています。
++++双松庵唯七の木型を使った和菓子++++
●信濃小梅
梅鉢紋が入った白と薄紅色の可愛らしい落雁
●献上落雁
しっとりとした栗入りの落雁
大麦の香ばしい麦落雁と、コロコロ可愛いい栗の形の栗落雁
双松庵唯七のHPはコチラ>>>
投稿者:todaya