唯七だより -信州の農園から生まれる、ふるさとのお菓子-

原料豆知識~小豆編~

2010-5-06

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原材料販売部門のカワラです。

皆様は大型連休をいかがお過ごしになりましたか?
自分は,人混みを避け遠出もせず、地元を中心に2日間足湯巡りを堪能して参りました。


さて今回は豆のお話、中でもお菓子作りに欠かせない「小豆」についてです。

アズキと一般的には呼ばれていますが、名前の由来(語源)は
「ア」が昔から赤い色を指していて、
「ツキ」「ヅキ」が溶けると言う意味があって、
赤くて他の豆よりも早く柔らかくなることからアズキと呼ぶようになった

と言う説があります。



種類は、赤小豆白小豆に大別され、
私達がよく目にし、食している一般的なのは赤小豆になります。
豆の大きさの違いで、大納言・中納言・小納言に分けられ、
大納言は高級和菓子に、中納言・小納言は、赤飯や小豆粥、餡子に一般的に使われています。

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<丹波大納言小豆を使用したようかん>



大納言の中でも、丹波大納言が超有名ですが、
実は、日本全国で見る小豆の生産量では、
北海道が主産地(栽培面積は60%強・全生産量の75%)で、
次いで福島・岩手などの東北地方が多いそうです。
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<北海道十勝産の小豆>


素材にこだわる唯七では小豆は厳選された国産のもののみ使用していますが、
小豆は世界的にも生産されています。
一番の中心は東アジア、
近年ではアルゼンチンやコンゴなどでも日本への輸出を主目的に栽培されています。

また、小豆の国内消費量は年間10万トン前後(2005年10月、農林水産省)ですが、
毎年その半数の4~5万トンを輸入に頼らざるを得ない現状にあります。




 栄養面では、小豆に多く含まれるビタミンB1・B2は、ビタミンB複合体と呼ばれ、
体内で糖質(デンプン)や脂肪を分解してカロリーに換えるのに不可欠な栄養素
です。

これが不足するとどうなるか・・・・

現代の若者層の間で静かに広がっている「コンビニエンス病」をご存知でしょうか?
インスタント食品や清涼飲料水を好んで摂る食生活をしているとビタミンB1が欠乏し、
「脚気」になりやすくなります。
江戸時代には多くの人が脚気で亡くなったそうで、そこまで至らないとしても、
いつも落着きがなくイライラしたり、体がだるく、すぐに眠くなったりなど、無気力の症状を呈します。

そんな症状の予防に小豆はうってつけ!!小豆は元気の素なのです!!




小豆をふんだんに使用し、更に国内産の原料にこだわった唯七のお菓子を、是非ご賞味ください!!



■■■双松庵唯七の小豆を使った和菓子たち■■■

十勝産の上質な小豆を使用!
ほっくりとした栗入りの手焼き金つば「御城下金鍔」
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大人気!有名な丹波大納言小豆を使用した
一度食べたらくせになるおいし~いどら焼き「双松の月」
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双松庵唯七のHPはコチラ>>>
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投稿者:todaya

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